日比谷ちゃんの気持ちが、歌になりました。2013年3月15日、半世紀以上続いた東急東横線との直通運転を休止した、日比谷線をテーマにした曲です。CDが納品されましたのでいよいよ公開します!
— Charlot (@Charlot_59) July 12, 2020
【CD】ありがとう、とうよこ。 | REINCARNATION at BOOTH https://t.co/j9PTV42PEV #booth_pm
日比谷ちゃんの気持ちが、歌になりました。
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2013年3月15日―東横線と副都心線の相互直通運転のはじまる前日―約半世紀続いた日比谷線との相互直通運転が終了しました。日比谷線の車両は車両の大きさも違うし、各駅停車の運転しかできない中、最後まで複雑なダイヤに組み込んでくれて、東横線と一緒に活躍できていたはずでした。
日比谷線は1964年に全線開業しました。東横線と直通運転を行う前提で建設され、東横線が当時18メートルの車両を使用していたので、日比谷線も18メートルの車両を用意しました。
その後東横線は20メートル車を使用するようになりましたが、日比谷線直通用途だけのために18メートル車も用意し続けてくれました。
日比谷線直通列車は全列車が各駅停車ですが、菊名や日吉からの着席需要や東横線「急行」列車との緩急接続という点において日比谷線直通列車は一定の役割がありました。
2000年、「第2の東横線」と銘打って東急目黒線開業。同時に南北線が東横線に並行する形で乗り入れてくるようになりました。するとこれまで日比谷線直通列車で都心を目指していた乗客が、南北線直通列車を利用するようになります。
そこで東横線は2001年、渋谷-横浜間の速達性向上を目指すべく、急行よりさらに速い「特急」の運転を開始。この時日比谷線直通列車を1時間4本から2本に半減されたのです。
2008年、南北線直通列車は日吉駅まで乗り入れることとなり、東横線とよく待ち合わせをしていた日吉駅が使えなくなりました。さらに2011年ごろから、副都心線との相互直通運転開始に先立って実際の副都心線車両の試運転が始まりました。
居場所も役割も失い、東横線の次のパートナーを目の前にした日比谷ちゃん。東横とのすれ違いは、いずれ日比谷ちゃんに気づかせてくれるのです。
「ちょっと、背伸び…しようかな」
どの界隈にも存在する「アイドル」。とりわけ関東で歌う電車と言えば京浜急行と答える方が多いでしょうが、日比谷ちゃんを全力で推したい。この曲は日比谷ちゃんそのものであり、日比谷ちゃんを表現するひとつのアンサーなのです。※個人の感想です
小生にとって03系日比谷ちゃんは、「歌う電車」なのだ。
「鉄道擬人化」という、無機物な鉄道から人間味を感じるというある意味ニッチなジャンルに魅力を感じ、とりわけ小生の育った東急東横線を中心に創作活動をしてきた。同路線に乗り入れを行っていた日比谷線の直通列車も、小生にとっては大変なじみのあるものだった。
東急東横線は2000年代に入り、目まぐるしい発展を遂げたように思える。競争力の強化、すなわち「東横特急」の新設。両端の終点である桜木町・渋谷を失い、他路線との相互直通運転を始める、など。その一方で、昔から続いた日比谷線直通列車の休止は、小生にとって切なさを覚えさせたものだ。小生が鉄道擬人化のマンガとして描くまでに、長い時間を必要とはしなかった。「必要だが、なんだか切ない。」
だがそれは鉄道好きに限らず、誰もが共感を得る可能性のある部分かもしれない。そう信じ、マンガではない別の切り口を求めたのだ。入口は、広いほうがいい。
もう一度。小生にとって03系日比谷ちゃんは、「歌う電車」なのだ。03系電車の走行音は特徴的で、それはまるで歌声のようだ(と勝手に解釈した)。そう、音楽にアプローチを求めるのも、アリかもしれないという結論に至った。
そこで20年近い付き合いである、ゆうり氏に楽曲制作を依頼した。氏とは音楽ゲーム「パカパカパッション」の楽曲アレンジ(自主制作)等でお世話になっていた。発表する楽曲は多彩を極め、毎回「なんでこうなるんだ!!」と心の叫びをあげていた。今回はアレンジではないが、小生の(クセの多い)世界観を多分理解していただけ、日比谷ちゃんになりきって作っていただけるはずだと一方的に信じ、依頼をした運びである。
氏曰く、「鉄道擬人化だけでなく、鉄道マニアに刺さる曲にしたい。」と。鉄道知識に関しては皆無なゆうり氏だが、初見殺しな日比谷線界隈の出来事や複雑を極める相互直通運転に関して積極的に理解した上で、楽曲中にも鉄道らしさを多く表現している。きっと小生の世界観以上のものを表現し、また逆に小生が表現できない部分を魅力的に作品に盛り込めるのだろう。同じ日比谷ちゃんのストーリーを、別の切り口で完成させてくれたはずである。鉄道擬人化界隈に、新たな路線を開業したと、強く確信するものである。
楽曲制作:Yuli Audio Craft
営業規模、歴史、沿線風景など―鉄道路線の特徴は、その路線のまさにキャラクターと言えます。
ここでは特に関係のある4つの路線について紹介します。(わざとG〇〇gle翻訳を使用しているので、怪レい日本语っぽいのは仕様です。要するにあまり重要ではありません。)